診療内容

小児科

お子さんが、不安なく受診しやすい
環境つくりを心がけています。

当院では、発熱や咳、腹痛、下痢、嘔吐など風邪の諸症状から、みずぼうそう、おたふくかぜ、インフルエンザなどの各種感染症など、こどもの病気全般を診療しています。
こどもの感染症の多くは、抗生物質を必要としないウイルス感染です。病歴をおききすることやからだの診察に加えて、必要に応じて血液検査や各種病原菌の迅速診断を組み合わせることで病原菌やお子さんの状態を診断しています。このようにして不要な抗生物質の使用を極力さけることで、抗生物質の適正使用に努めています。
また診察、治療、処置に対するお子さんの不安を取り除くため、診察室でも和やかな雰囲気づくりに努めています。
感染症以外にも、何となく元気がない、学校に行きたがらない、発達の面で気になるなどご心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。必要に応じて専門の医療機関へご紹介いたします。

ご来院にあたり、以下の点を事前に把握していただいていると、スムーズで確実な診断につながります。慌てず落ち着いて、お子様の容態や症状をよく観察してメモに記録しておきましょう。

どのような症状なのか
症状はいつ頃から出たのか
食欲はあるか
風邪薬やその他薬に対するアレルギーはあるか
これまでに経験した病気や手術、入院はあるか
すでに他の病院にかかっていて服用している薬があるか

アレルギー科

当院では、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどのアレルギー疾患の診療をしています。

◎気管支喘息

気道が敏感なために発作的にゼーゼーや咳などの気道が細くなる症状がでてくる病気で、ダニやハウスダストなどの吸入抗原が誘因になることが多くみられます。
発作の程度に応じて、一定期間、抗アレルギー剤を服用したり、ステロイド吸入薬を併用することで、発作が起こりにくい気道にもどす治療を行います。

◎アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、皮膚にかゆみを伴う湿疹が見られ、良くなったり悪くなったりを繰り返す、長期にわったて続く皮膚の炎症です。主に、顔や耳の後ろ、手足の関節部分、お尻などに症状が現れ、じゅくじゅくになってかさぶたになったり、切れたりを繰り返します。皮膚のバリア（防御）機能が弱いことが原因でおこる皮膚炎です。感作されたアデルゲンを除くだけで改善するようなものではありません。ステロイドや保湿剤などのぬり薬で肌の状態をきれいに保つことが重要です。

◎食物アレルギー

食物アレルギーの症状は、かゆみを伴うじんましんや目の充血が特徴ですが、お子さんによっては、腹痛や嘔吐、下痢などの消化器症状が出たり、時には咳や鼻水などの呼吸器症状が出る場合もあります。また果物や野菜を食べて口やのどがかゆくなるなどの症状が出る場合や、特定の食物を食べた後に運動すると強いアレルギー症状（ショック）をおこすことがあります。ただし、アレルギーの血液検査で陽性に出たからといってすぐに食物アレルギーとはかぎりません。最近では乳児期の早くから色々な物を食べていった方が発症しにくいともいわれています。やみくもに検査をするのではなく症状と照らし合わせることが必要になってきます。